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初めての北海道です。 |
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[注意！] ココに掲載されている内容は当然全て当時のものです。 記事中の集会や募集等は現在は行われていません。 また、同じくお店や宿の情報も当時のものです。 |
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(1979/09/01〜09/13) | ||||
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| 19:08上野発急行八甲田→ |
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初めての北海道行きは、急行八甲田。 前日にアリスの武道館コンサートがあったため、この日の出発となりました。 |
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| →06:17<青森>7:30青函連絡船→11:20<函館>23:40急行すずらん5号→ |
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明け方に目が覚め、外を見ると山間の部落に靄の層ができてて、とても幻想的。 青森も立ち寄りたかったけど、今回はパスしてそのまま連絡船へ。 函館では、お金がないんで路面電車には乗れず、歩いてフラフラ。 ハリスト正教会、外人墓地などしっかり観光して（ただし全て徒歩）、さぁて、名物の函館山からの夜景を見よう！と、それらしき道を登っていったら、学校のグラウンドらしきところで道は途絶えていました。 見上げれば函館山ロープウェーのケーブルが斜面の上に向かっていて、終わりは見えません。 断念して、ここから夜景見物（ホントは薄曇りの夕景見物。夜景になるまでいると、山道が真っ暗になっちゃて戻れなくなっちゃうからね。）をしました。 でも、日曜のせいか、街にちっとも明かりが灯りませんでした。 |
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車中２連泊後のボ〜ッとした頭で乗った釧路に向かう急行狩勝１号は、なんと信号故障のため白糠に足止め。 どひゃ〜、どうなるんじゃ！て思いつつ、運転席で遊んでたら突然「ブォォォォォォ！！」ってもんのすごい音。 いつまで立っても鳴りやまないって思っていたら、自分の足がペダルの上にのっていました。 おかげでホームにたたずんでいた老婆に思いっきり笑われてしまったのでした。 白糠に４０分停車後、やっと動き出したけど、結局釧路に着いたのは、定刻より１００分遅れでした。 でも、おかげで見れた士別線からの釧路湿原に沈む夕日は、とっても北海道を感じさせてくれました。 尾袋沼ＹＨの夕食に出た肉は、あとで聞いたらトドでした。 |
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尾袋沼ＹＨ主催の漁船をチャーター（？）しての野付半島ツアーです。 初めて北海道の自然とふれあうツアーです。 はまなすの写真を撮ったのなんて、この時っきりです。 ツアーと行っても、別にガイドがいるワケじゃないし、メンバーであっちこっちうろうろ。 その内、しっかり湿原にはまってしまって、足元はぐしゃぐしゃ。 でもおかげで、偶然たどり着いたところは、観光客の絶対に来ない絶好のとどわらのポイント。 こんなもんですよね。 でもって、なんたって素人集団。気がつけば帰りの舟に間に合うはずがない時間になってしまっていました。 とにかく、船着き場に向かって走る、走る！ しばらく走っていると、後ろからトラックが・・・ 初めてのヒッチハイクをしてしまいました。 事情を説明したら、おやじが飛ばす、飛ばす。 荷台に人を乗せてるとは思えないスピードで、かっとんで行きました。 なんとか間にあった帰りの舟から、尾袋沼を泳ぐあざらしが２頭見れました。 |
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尾袋沼で知り合った奴が、野中温泉の７時間コースと、桃岩荘の８時間コースは捨てがたい！って主張したので、突如なけなしのお財布からバス代を払って雌阿寒へ。 そういや、阿寒湖って、この時以来行ってません。 せっかく高いバス代を払って（阿寒バスは宗谷バスと並んで値段がとっても高く、「キャバレーバス」などと呼ばれていました。）観光バスに乗ったのに、雨でほとんど景色は見えませんでした。 でもって、野中温泉ＹＨ。 尾袋沼ＹＨも、高校１年の時に使った佐渡島のＹＨも、観光案内的な地味なミーティングだったので、この手のミーティングはここが最初でしょう。 遠い世界にを唄ったのも、多分ここが最初です。 バス代を出したので、夕飯はＹＨ飯が食べられず、フランスパンを４分の１だけ（明後日まで持たさなくてはならないので）食べました。 |
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７時間コースのスタートは、朝がとてつもなく早い。 一体何時だったんでしょう？ ７時間コースと言うけど、要するに雌阿寒岳の登山な訳です。 だから、ＹＨとしては、出発させるかどうかは、天候次第でとってもシビア。 ＹＨ付近でそよ風が吹いていたら中止にするそうです。 幸いそよ風すらない好天に恵まれ出発できました。 行程は覚えてないけど、雌阿寒岳の山頂にある沼だか水たまりだかの回りで、手繋ぎ鬼をしました。 でもって、おまけで付いてる阿寒富士登山。 ここは、登るのに３０分、降りるのに３分って聞いてたので、やってみたらその通りでした。 でもって下りのハイライトは、オンネトー。 あの、「時間によって５色だか７色に色が変わる」とか、「湖面に波がなく雌阿寒・阿寒富士がまるで鏡に映ったように見える」等で有名な隠れた観光スポットです。 色については、そこに行っても意味が無く、見下ろすことができる雌阿寒登山をした人だけの特権でしょう。 湖面は、たしかにその通り。 でも、バカが石を１つでも投げよう物なら、しばらくはアウトになってしまいます。 記念写真を撮ったりしてると、ビックスニーカー号がやってきたので、バカになって石を投げました。 |
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厳しい予算から、さらにキャバレーバス代を払って足寄へ。 足寄と言えば松山千春の実家めぐりなんですが、ウダウダしてる間に汽車が来てしまったのでパス。 汽車が着いた池田では、ちょと淋しかったです。 この先一緒に礼文にいこうって言った奴が、ＹＨから一緒だった女の子と一緒にワイン工場に豪華な昼食を取りに行ってしまったのです。 残された私は、一人駅の待合い室で、残りのフランスパンをかじるのでした。 汽車の乗り換えで降りた富良野は、乗り換え時間数分のため、駅のスタンプを押すのが精いっぱいでした。 旭川ではしばらく時間があるので、街をフラフラしながら安い食べ物やさんを捜し、結局２００円のカレーを食べました。 このころは、駅前の西武百貨店の地下食料品売場の試食コーナーには気がつきませんでした。 そして、とうとう初めて「急行利尻」の乗客となったのでした。 |
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稚内についても、まだちゃんと旅人でした。宗谷岬に行ったんだからね。 宗谷岬もこの時以来行ってません。もちろん。 そういえば、ここに来るバスの乗客は旅行者中心に十数人だったんですが、そのうち女性数人を含む６人が同じ学校の人でした。 そして、とうとうここまで来ました。礼文島です。 舟代を払ったので、２〜３泊が限界です。 夕日がすっごいきれいな、桃岩荘初日でした。 しっかり、夕日の儀式にも参加して、見よう見まねでギンギラを踊ったようです。 そして、ＹＨで受付をしたら、今晩のミーティングでミニミニコンサートというのがあるので、参加したい人はノートに書いて下さいって事だったんで、良く分からないままに書いてしまいました。 初めてのミーティングについては、その後の思い出が強烈すぎて思い出せないのですが、とにかく内側の輪で座ってミーティングに参加したのはこの時が最初で最後です。 ミニコンでは、たしかアリスの新曲を唄いました。 |
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そして、とうとう８時間コースです。 快晴でした。 桃組だったと思います。 写真がいっぱいあるので、行程はそちらで書きます。 でもって、ＹＨに着き、連泊の手続きをすると、受付の女性（ルーさん）が、「おめでとうございます。今日からシーサイドホテルになります」って言って、外を指さすんです。 高校の時に使ったとはいえ、ほとんどＹＨ初心者、北海道も礼文島も桃岩荘も初心者の私には、とっても強烈なことだったはずです。 でも、実の所、何が何だか分かりませんでした。 その日の、大船丸はみんなが島抜けした後だったようで、住人が２人しかいなかったようです。 つまり、その２人プラス私と友人の４人だったと記憶しています。 とにかく、８時間の連中とも話したように、最後の予算を使いきってでも、もう１泊することに決めた夜でした。 |
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朝、「やっぱり連泊にします」といいに行くために、不慣れな大船から本館への道を歩いていたときのことです。 何か忘れてる。なんかちょっと話が違うって思ったんです。 野中温泉で「桃岩荘に行く」って決めたとき、何故２泊の予定だったのか？ 財布を見ると、まだ２０００円くらい残っています。十分にもう１泊できます。 もちろん、東京に着くまで食事はできなくなるけど。 でも、何でそんなに余裕があるんだろう？って思ったら、気がつきました。 島抜けのための舟代のことを忘れていたのです！ 舟代（確か１５００円くらい）を払ったら、もう数百円しか残らないではないですか！ そう言うことだったわけです。はなっから、３泊なんてできるはずがなかったのでした。 本館の手前から、スリーピングシーツを取りに大船に引き返すのでした。 島抜けをするために８時間の連中と香深に着いたときに「さざなみ」でジャンボソフトを食べよう！と誘われました。 ジャンボソフトを食べなければ、パンを２個買えます。 でも、それでもやっぱりジャンボソフトを食べに行ったのは、ここに心残りがあったからでしょう。きっと。 そして、ヘルパーと島に残る唯一の８時間の仲間に初めての「見送り」をしてもらいながら、島を離れたのでした。 来年は、北海道ではなく、ここに来よう！なぁんて心に決めたりしながらね。 利尻の中で、稚内の駅の売店で買った「味噌パン」を大事に食べました。 |
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お金をほぼ使いきってしまった私に残されているのは、周遊券の有効期間です。 北海道を去り難く、夜行３連泊をすることにしました。 この日は、丸１日札幌をふらついて、夜、函館行きの夜行に乗ります。 時計台、旧道庁、テレビ塔なんか行ったようです。でも、ほとんど大通公園のベンチで寝ていたような・・・ |
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函館では、立待岬まで、いきました。 |
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| →7:24上野着 |
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旅費：不明 （交通費：？円 食費：？円 ＹＨ：？円 その他：？円） １２泊１３日 （ＹＨ：６泊 車中：６泊） | ||||
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